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日々、戦い

vsちびメンズの戦いの模様を、現場からお伝えします

お腹の中の赤ちゃんに発生している問題【冠動脈瘻】。
その先天性心疾患を診てもらう為、車で2時間かけて和泉まで通うことにしました。

後手後手にまわるよりは、ちゃんと準備を整えてから(ソフト面もハード面も)
赤ちゃんを迎えてあげたかったし、背に腹は代えられないし。

そして臨んだ2度目の母子センター。
行ったのは9月16日です。
やっと最近、気持ちが落ち着いてきたのでUPする気になれました。

胎児エコーで赤ちゃんを診てもらったら、新たな問題が発覚したのです。

sinzou

左心室に瘻がある為、血液が同じところをぐるぐる回っており、体全体はおろか脳にまで血液が回らない状況が出てきているそう。
でも人間の体は不思議なもので、まず脳に血液を送ろうとするそうで、脳まで行き渡らない血液を、お腹のこの子は別の場所(右心室)から一生懸命送っているらしい。

「今はお腹の中で、臍帯から血液をもらっているからかろうじてもってるけど、産まれた瞬間にどうなるかわからない」
とは以前から言われていましたが、今回言われたことは「産まれてくるかどうかも微妙な状況」だということ。

もしかしたら冠動脈瘻が大量の血液循環に耐えられず破裂してしまうかもしれない とのこと。

そして心臓がかなり大きくなっているので、肺を圧迫している可能性が高い。
そうすると産まれてきたとしても自分で呼吸ができないかもしれない。
加えて、脳へ送る血液も足らなくなるかもしれない。

よって、無事産まれてきたとしても即開胸手術をして、まず肺(全身)へ送る血液の量を少なくして脳への血液量を増やす。
そして、多分しばらくしてからだと思うのですが、諸悪の根源である冠動脈瘻を塞ぐ。
計2回の開胸手術が必要である とのことでした。

「2回も・・・」
と呟いた私に、ドクターは
「無事産まれてこれたら の話です」
と。


なんでこの子が?
私も旦那も上の子も、何も病気を持っていないのに、なぜこの子だけが?
今まで良いことばかりしてきたワケじゃないけど、こんな大きな代償を与えられるほど悪いことはしてないよ?


ただ、ただ呆然とする私達に、ドクターが優しく言ってくれました。
「もう今の段階でご両親や私達にできることは何もなく、とにかく赤ちゃんの生命力にかけるしかありません。
産まれてきたら出来る限りのことはしますので。」

日程を決めての出産=帝王切開なのか?
その時、ドクターは居てくれるのか?
予定日以前に産気づいたらどうなるのか?(車で2時間かかるし・・・)

その質問に対してもドクターはきちんと説明してくれました。

帝王切開になる。
もちろん自分も立ち会ってすぐに動けるようにしておく。
もし産気づいてしまった場合は非常にリスクが大きくなるので気をつけるように。


それからというもの、段々と大きくなってくるお腹を見ては「いつ予定日?」と聞いてくる人達に
「12月です」と笑顔で答えるものの、心のどこかで
『もしかしたら・・・産まれてこれないかもしれない・・・来年になって あれ?下の子は? って聞かれるかもしれない・・・』
と考えてしまっています。

上の子が「12月になったら4人家族になるね♪」と笑顔で話してくれても『まだわからないんだよ』と思ってしまいます。

すごくイヤです。
良い事だけ考えたいのに。


今はポコポコと胎動を感じるたびに『あぁ、今日も元気でいてくれてる』と安心する毎日です。
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